住宅性能の捉え方 HOUSE PERFORMANCE

いい家とはなんでしょうか?

デザインのいい家、それとも素敵な間取りの家、永く住めて、ランニングコストがあまりかからないお家。
どれもいい家の条件だと思います。

なので、4つの点に注目して『いい家とはなんだろう?』と考えてみました。

燃費で選ぶ

家の燃費とは『光熱費』 冷房暖房などのランニングコストの中で、一番割合を占めるのが電気代です。実際に、一般のお家で現在の電気代で30年間の光熱費を計算すると500万円以上。今後、電気代が高くなればもっとコストがかかります。

だから良い家を選ぶときは、「住宅の購入費用+燃費」で考えるのがとても大切です。

一 般的な住宅と高性能住宅の光熱費の差額は、場合によっては毎月平均1万ほど発生します。25年間住めば、300万円の差がでます。ローコストで一般的な住 宅を建てても、光熱費を考えると高性能住宅の方が割安、ということも考えられるのです。さらに、高性能住宅は住み心地や耐用年数の点でも優秀ですから、コ ストパフォーマンスの面では確実に優れていると言えます。

長期優良住宅を選ぶ

長期優良住宅とはどんな家でしょうか?

長期優良住宅は、「耐震性」「省エネルギー性」など、国の法律で定められた9つの基準を満たした長持ちする家のこと。

長持ちする家なので、年をとったころに建て替え!なんてリスクも少なく、「耐震性」(家族の安全)や「省エネルギー性」(冬暖かく夏は涼しい)に優れているので、住んでも快適で安心。

その上さらに、税制優遇もあるので、いい家が低価格で手に入ります。

それ以外にも、長期優良住宅であれば、優良住宅支援制度(フラット35S)で住宅ローン金利0.3%の優遇を、通常10年間のところ20年にも延長されるのが嬉しい点です。

だから、長く安全に快適に住める家、しかも税制・金利の優遇。長期優良住宅は、いい家を選ぶための最低基準といってもいいです。

注文住宅が高くなる理由を知って選ぶ

「こだわりがあるから、注文できるお家を選ぶ。一生に一度だから、自分好みのお家にしたい。でも、値段はできるだけ安い方がいい。」皆さんが考えることだと思います。

注文住宅は、構造上不可能でない限りは、お客様の希望通りに建てることが出来ます。天井の高さをセンチ単位で指定することも可能です。しかし、大切なことは、どんな希望をしたらどのように値段が変わるのか、その理由(仕組み)を知っておくことだと思います。

それは『原材料費』『手間賃』『経費』です。

値段が上がる理由は、とてもシンプル。たとえば、あなたが標準の規格から柱の高さを10cm変えたいとお願いしたとします。そうすると、原材料費をカットして、ロスの部分を廃棄して、さらに加工をするので、その手間代を費用に加わることになります。そうなると値段がかなり上がってしまいます。打ち合わせや、建築途中での変更が増えると経費が増えます。

「原材料費」「手間賃」「経費」の仕組みを意識して、
大事な建築資金は自分にとって大事なところからかけていく必要があります。

建築家による設計

なぜ、建築家なのか?

一生に一度の家づくりにおいて、間取りやデザインで後悔するようなことは絶対にあってはなりません。

建築家のデザインには全て理由があります。理由のあるデザインは不変のもの。たとえ建物が100年持ったとしても、デザインが数年で飽きるようなものでは 意味がありません。

また、彼らは決して「広さ」にとらわれず、「広がり」を生み出します。

たとえ狭小地や不利な条件の土地であっても、広がりを感じさせる素晴らしいプランを描き、その土地を100%活かすことができます。また、必要なときだけ 業務を外部に委託するということは、人件費を抑え、住宅価格を抑えることにもつながります。建築家に設計を依頼することは「最高のデザイン」と「コストダウン」の2点を実現できる、まさに一石二鳥の方法なのです。